シャンプー剤について
最近よくお問い合わせがきたり質問されるシャンプー剤についてです。
たくさんある商品の中から自分にあったシャンプーを自分で探すのはとても大変!というより、まず無理です。
今回は”アミノ酸系のシャンプーを使えば保湿されるとか” ”高級アルコール系のシャンプーは刺激が強いとか”
難しいことは他のサイトにお任せして、なるべく簡単に説明できればと思っています。
当店ではネット販売やメーカーさんからのスポンサーもありませんので商品名等も控えて投稿させて頂きます。
では、 私がおすすめするシャンプー剤とは?ズバリ”ご自分のライフスタイルに合っているシャンプー剤”です。
抽象的ですが実はとても大切なことなんです。

例えばサイトでよく目にする
”低刺激のアミノ酸系界面活性剤を使用したシャンプーを使うといいですよ”
なんだこれ!意味わからない!ですよね。 でも、これコレ正解です(笑)
ただし、低刺激のアミノ酸系シャンプーを使って汚れをしっかりと落とせるのなら正解ということになります。
ハードな整髪料を使っていたり、油を使う仕事(調理、自動車整備など)をしていたり、外でたくさん汗を掻きながら砂埃を浴びてスポーツしたり・・・
この場合には低刺激=洗浄力が弱いシャンプーでは1回で汚れが落としきれないので2回、3回と洗わなければなりません。 それだったらしっかりと1回のシャンプー汚れが落ちるシャンプーを使った方が頭皮にかかる負担は少なくなりますし経済的でもあります。 それより泡の成分である”界面活性剤”をしっかりと流して、髪や頭皮に残さないことがとても大事で、当店では泡の成分を使わないシャンプーをお勧めしているほどです。
では、これもよく聞く”ノンシリコンシャンプーがいいですよ”これも正解です!
ただしこれも一概にシリコンがダメというわけではありません。
シリコンといっても、もともとはケイ素といって体内にもある物質ですし、シャンプーや化粧品に使われているシリコンにも沢山の種類があり膜を張ってしまうものもあればシャンプーすれば簡単に落ちてしまうものもあります。
逆にノンシリコンシャンプー(シリコンが入っていない)ものでも手触りを良くするために各種のコーティング剤が入っている場合があります。 それは頭皮にとってシリコンよりも厄介なものも・・・
では”髪のクセを落ち着かせる””髪がボリュームアップする””フケ痒みを止める”など,シャンプーに機能性を持たせたものはどうでしょうか?
これも一概には言えませんがあまりお勧めできないものも多いようです。
1例として髪のクセを落ち着かせるシャンプーの中には私達プロがパーマをかけるときに使う薬が入っていたりします。ただ法律上この薬は化粧品に分類されるのでシャンプーの中に入れることが出来るのです。
パーマをかける商品でシャンプーする・・・ゾッとしますね。
ただ機能性シャンプーに関しては良いものもありますので、通われている理美容師さんに相談してみてください。
それでは最後に”ドラックストア”で販売している安価なシャンプーはどうなの?ですが、やはりあまりおススメはできません。これも当たり前のことですが安価で売られているということは、シャンプーを作る原材料も安価なものを使っています。それを補うために色々な添加成分が入っています。
それに大前提としてお客様の頭皮や髪にあったシャンプーを自分で選ばなければならないので、冒頭でも言った通りまず無理です。私達、理美容師は常日頃から髪や頭皮のことを学んだうえでお客様の髪を触り頭皮の状態を見極めそのうえでお客さんにあったシャンプーをおススメすることが出来るのですから
もしも今、奥様の使ってるシャンプーを家族全員が使ってるとしたら・・・恐ろしいことです。。
まだ細かいことは色々あると思いますが、
上記のことから 余計なものが入っていない汚れが落ちる最小限の泡の成分のシャンプーを使って洗い、その泡をしっかりと落とす。これが当店の考えるお勧めシャンプー剤です。
ただし、シャンプー剤を変えて頭皮に痒みが出たりできものが出来たりして、
なかなか治らないときには使用を中止してください。

また季節や気分で香りを変えたり洗いあがりを変えたりと数種類のシャンプー剤を揃えたりするのも、毎日のお風呂タイムが楽しくなったりしますよ。
もし当店のように頭皮や毛髪に残った界面活性剤をしっかり除去できるメニューがあるサロンに通われているお客様でしたら定期的に
施術されることをおすすめします。