髪や頭皮の乾燥について
髪や頭皮の乾燥について
温暖化が進んでいるようですが、毎年冬は寒く、大雪や空気の乾燥による火事などが各地で起きています。
こんな冬の季節、東京ではカラカラに空気が乾燥、加えてエアコンなどの影響もあって、
手荒れはもちろん、感染症の流行や様々な体調変化などにも気を付けなくてはならないのですが、
今回は髪や頭皮の乾燥についてです。
空気が乾燥したり、手洗いなどで角質層の油分が取り除かれ、肌のバリア機能が失われると、
肌の角質のキメが荒れて手荒れを起こしたりすることは皆さんもご存じのとおりですが、
手が荒れると手に白く細かい粉上のものが浮いてくるように見えますが、同じことが頭皮でも起こっています。
この頭皮の乾燥によってかゆみが出たり、角質が浮いて剥がれると細かいフケが落ちてくることになります。
また毛髪は乾燥するとどうなるのでしょうか?毛髪でいうバリア機能とは毛髪の一番外側にある
キューティクルのキメが整っている状態がヘアカラーや日々のシャンプーなどで壊れ、切れ毛になります。
ただ、切れ毛といってもカットした時のようにスパっと綺麗に真横に切れるのではありません。
髪の毛というのはタンパク質の繊維でできているのですが、同じたんぱく質の繊維でできている似たものとして
”イカ”や”お肉”などがありますが、これを乾燥させるとできるのが”さきイカ”や”ビーフジャーキー”に・・・
そう、乾燥による切れ毛は縦に裂けるように切れるので、一度裂けるとどんどん裂けていくことになり、
髪のツヤがなくなったり変に広がってしまったりします。

それでは解決策は?というと
まず知っていてほしいのは保湿をすることが大切なのですが、ここで一つ問題が・・・
髪はオイルなどの油分と相性が良いのですが、頭皮は油分が多いと抜け毛の原因にもなってしまうので
基本、頭皮から自然に分泌する油分だけで大丈夫です。
また、頭皮はローションなどの水分と相性がいいのですが、髪にはスタイル保持などで難があるということです。
そこでまずは日頃のシャンプーを見直しましょう。まずは洗浄力の弱いシャンプーを使い爪を立てたりせずに
指の腹を使って優しくマッサージするようにしましょう。
もしすでに細かいフケがかなり出ている場合はシャンプーを手の中で泡立てそれを頭皮に乗せるようにして
指でこすったりはせずに洗うようにします。お顔を洗う時に洗顔フォームを泡立てて顔に乗せるイメージと一緒です。
その後そのまま流しますが、しっかりシャンプー剤が流されるように髪の長さにもよりますが3分くらい時間をかけて流してください。
その後お風呂上りに頭皮と髪を乾かしてあげましょう。
お風呂上りは髪のキューティクルが開き、頭皮の角質も開いた状態のままなので内部の水分がどんどん蒸発してしまう危険があります。
また濡れた状態のままでは髪の毛の強度も弱くなり、
頭皮は気化熱により体温をうばわれ毛細血管の血流が悪くなり細毛や抜け毛の原因になります。
まずは頭皮を中心に乾かし、髪を乾かすときにはキューティクルに逆らわないように根元から毛先に向けて指やブラシを使い乾かします
。
時間があれば軽くブローしてあげるほうがキューティクルが整うので効果的です。
よく、乾かしすぎやオーバーブローはよくないといわれますが、そこまでカラカラに乾かす必要はなく、
ドライヤーをかけていると乾いたように感じるけどドライヤーをかけるのをやめると少し髪がひんやりするくらいに乾かすことが重要です。
専用の商品に関してはここでは記述いたしませんが、現在では乾燥させないことを主としたシャンプーなども発売されていますので、
通われている理美容室のかたに相談してみてください。

